<長谷園 窯出し市>
2020年秋の開催見合わせのお知らせ
2020年5月に開催を予定しておりました「窯出し市」は、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、秋に延期とお知らせしておりましたが、現在の感染状況から秋の開催を見合わせることを決定いたしました。
楽しみにお待ちいただいておりました皆さまのご期待に添えることができず、心よりお詫び申し上げます。
お客様、ご出店者様、従業員の安全を第一に考え、今回の判断に至りました。
来年2021年の5月に開催できることを願っております。
今年開催できなかった分、より皆さまに楽しんでいただける内容で準備したいと思いますので、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
どうぞ皆さまもお気をつけてお過ごしくださいませ。
伊賀焼窯元 長谷園
毎年5月の2・3・4日に開催する年に一度の大陶器市
毎年5月の2・3・4日に開催する陶器市「窯出し市」は、2万人を超えるお客さまが訪れる長谷園の恒例行事。朝早くから夕暮れまで、日本全国から使い手のみなさまが訪れる「おまつり」です。グルメあり・イベントあり・施設開放の展示ありで、一日中楽しんでいただけるよう工夫を凝らしています。
窯出し市の期間中はかなりの渋滞が予想されます。ご迷惑をおかけいたしますが、予めご了承いただけますようお願い申し上げます。皆さまどうぞ気をつけていらしてください。
おまつりはこうして始まった
窯出し市にはアウトレットの土鍋を始め、デッドストックの陶器など掘り出し物がたくさん並びます。窯出し市を開くようになるまで、それらは長谷園の倉庫を圧迫し、増え続ける一方でした。定番商品でなくなったものや、色ムラなどで選別からはずれた商品などなど…。丹精こめて作った焼きものたちの販路を何とか見つけたい。そう考えた長谷園七代目当主・長谷優磁が提言したのが「自分たちで市場を拓こう」という、窯出し市のアイデアでした。
丸柱は作り手の集落で、いくつもの窯元が点在しています。同じ悩みを抱える仲間に声を掛け、力を合わせてできることがないか模索しました。しかし、前例のないことに賛同はなかなか得られず、一回目の窯出し市は長谷園のみで開くことに。良い物が安価で手に入るという噂が広まり、回を重ねるごとにお客さまは増え、次第に賛同する仲間も現れました。こうして窯出し市は伊賀の一大イベントとして成長し、地域一帯を盛り上げる「おまつり」となったのです。