遠赤外線効果の高い釉薬を使用しています。お米の芯まで熱が通り、ふっくらとしたごはんが炊き上がります。
直火部分は肉厚成形の仕上げです。熱をしっかり蓄えて、穏やかに伝えます。保温性にも優れています。
二重のふたは圧力釜の機能を果たし、吹きこぼれも防ぎます。
炊き上げ時間を1分前後延ばすと香ばしいおこげができます。
伊賀ならではの粗土でできており、土鍋が木のおひつと同じように呼吸します。ごはんがべたつきません。
炊き込みごはん・玄米も美味しく炊けます。
伊賀の土は400万年前の古琵琶湖層と呼ばれる土の層から採られます。この土を石膏型で成形します。
職人の熟練した技が光る削り出し。石膏型から取り出された粗土の土鍋を丁寧にカンナで削り、鍋底の火に当たる表面積を増やします。
水でのばした土を糊にして、「耳」と呼ばれる土鍋の持ち手を付けていきます。
乾燥・素焼きを経た土鍋に手作業で釉(うわぐすり)を施します。